ミントン ハドンホール 小物入れとプレートそしてワクチン

ハドンホールとハドンホールブルー

ミントンの創業は1793年。かつてはヴィクトリア女王に認められた、世界でもっとも美しいボーンチャイナをつくってきたミントンだが、2015年に廃盤となる。

深い赤、落ち着いた青、上品なピンク、アクセントとなる橙色、これらの色をまとったさまざまな形の花々が、ところどころに顔を出すつるを持つ茎と控えめな葉に支えられ、散りばめられている。

1948年に発表されたこのハドンホールシリーズは、ミントンの定番。イギリス陶磁器を少しでも知る人なら、誰でも見たことがあるはず。

華やかなデザインは、ハドンホール城の壁に昔々からかけられていたタペストリーの模様から、だそうだ。ハドンホール城は、イングランドの東ミッドランズ地方、ダービシャー州の小さな街ベイクウエルの古城。

1993年には、青いふちと青を基調とした花々のハドンホール・ブルーが復帰し、ベストセラーとなる。ハドンホールにくらべると、涼しげな印象だ。

ハドンホール・ブルーのプレートは、義母が愛用していた。青いふちのところどころがかすれているのを指先でなぞると、とくにお気に入りだったのだな、とよくわかる。きれいにつくった小さな一口サンドイッチをゆっくりと盛っていたことを、懐かしく思い出す。

きょうの雑記 ワクチン4回目接種はやめた

「ハドンホールのお皿と新型コロナなんて、関係ないでしょう」と思われるかもしれないが、新型コロナウイルスのパンデミックを暮らしていると、何にでもコロナウイルスがついてまわる。

そもそも雑貨店が開店できないままなのは、新型コロナウイルスが原因だ。

ハドンホール・ブルーのプレートが好きだった義母を想っていると「わずらわしいことが嫌いだったから、新型コロナウイルスの狂想曲を聞かずに天国に行って、かえってよかったかもしれない」と考える。

新型コロナの日々には、天に召された人のこともウイルスがらみで考えてしまうのは、自分だけだろうか?

毎朝起きると常に喉になにか詰まったような感じがして、家にこもるばかりではよくないと外出すれば、うつろな目だけ出したマスク姿の人々ばかり。心の底になにかどんよりしたものがいつもある、これがコロナウイルスによる心の閉塞感というものかもしれない。

なにしろ2年半以上この状況である。市民を思考停止におちいらせる日本政府愚策に、みんなあきらめてしまい、今ではむしろ自ら慣れていっているのではないか。

大多数の慣れに、ついひっぱられるときがあるけれど、どうしても慣れたくないのが、正直な気持ちだ。

国や世界の、得体のしれない大きな「思う壺」のなかに追い込まれたくないため、新型コロナワクチン4回目接種をやめることにした。大げさかもしれないが、一市民の小さな抵抗の意味も込めて。

とはいえ、2021年には早く効果のあるワクチンを打ちたいと切望していたわけで、その考えを180度変更するためにいろいろ調べた、というか今も調べている。

新型コロナウイルスを診療している開業医やワクチン研究者、分子生物学者などの意見をインターネットで探し、書籍を読みこみ、納得するまでにはもちろん時間がかかった。

玉石混交の情報の世界をかき分けかき分け進むのは、心底難しい。

感染者数最多の東京居住。基礎疾患をもつ家族がいる。高齢。自らも基礎疾患がある。体力・免疫力に自信はない。

分別ある人間であれば、多少の抵抗があっても、仕方がない状況だからと4回目ワクチンを接種するはずだ。

でも1回目2回目はともかく、3回目は、仕方ないに巻かれて接種した。入院手術が必要な家族があり、自分自身も入院しなくてはならなかった。

言いわけのひとつには、3回目を打てば感染者数が少しでも減り、この国の新型コロナ政策が少しは変わるかもと、はかない期待があった。

結果、むしろ感染者数は爆発的に増加して、政府と東京都の愚策も爆発した。信じた自分がバカだったし、いつもの浅知恵後悔先に立たずだった。

ただでさえ心がすり減る毎日に、ワクチンするしない、の選択をするなんて本当にイヤだ。

4回目接種は当然で接種後は副反応もなく、毎日が昨日の続きでマスクは当然、生活には困りませんしお出かけ旅行もしてますよ、という市民が大多数なのだろうし、悩みなき人々がうらやましい。

だが、打たないと決めたのだから。

今後新型コロナワクチンを接種しないまま生活するとしたら、それなりに準備をしないといけないだろう。なにが必要でなにが不必要なのか。

現実を見て、真実を探そう。わたしの日々を取り返したいから。

✳︎個人の感想と体験をもとにした雑記です